記事一覧
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[ご案内]当サイトの説明
岩村亮です。 当サイトにアクセスして頂いて、誠にありがとうございます。 このサイトでは、短編小説をアップしております。現在の更新ペースとしては、四分割(時々五分割)した短編小説を、毎週月曜日に上げるような形となっています。なので、月一で一つ... -
小説
[ノンフィクション小説]青空に描いた祈り -チョンミョンソク牧師に重ねた理想像-
*** 『英雄はいる。――誰かの空想の中に』 それが、少年が心の中に導き出している答えだった。 文明が発達し、わざわざ遠く足を運ばずとも世界と繋がることが出来るこの現代、自分の立場を放り出して、危険な地へと赴き、手を差し伸べる人はいない... -
小説
[小説]天使に出会うには④
・天使に出会うには① ・天使に出会うには② ・天使に出会うには③ *** 青天の霹靂、というのはこういうことを言うのだろう。 風のように現れて、風のように去っていった潮。 潮と過ごした時間はたったの数時間で、交わした言葉はわずか数言だ。 ... -
小説
[小説]天使に出会うには③
・天使に出会うには① ・天使に出会うには② *** この日初めて顔を見合わせた、潮。 年齢は俺の一つ下で、今年二十歳になったばかりらしい。性格は、子供っぽいというか無邪気。話を聞いていても、純粋無垢で良い奴なんだなというのが感じられる。 ... -
小説
[小説]天使に出会うには②
・天使に出会うには① *** 株式会社クリエートが開発したアプリ『EDEN』。 EDENの若者の普及率は九九・九九九……、と、EDENをインストールしていない若者はゼロに等しい。全年代を含めても、九十パーセントの大台を超えている。つまり... -
小説
[小説]天使に出会うには①
*** 今やこの日本で当たり前になったアプリ、『EDEN』。 EDENは『株式会社クリエート』によって二十五年前に登場すると、瞬く間に人々の間で話題になった。アカウントを知っている人同士でのコミュニケーションツールはもちろん、グルメ... -
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[小説紹介]4月の短編小説は
こんにちは。岩村亮です。もうあっという間に4月ですね。春は変化が訪れるシーズンですが、みなさんの周りでは何か変化はあったでしょうか?自分は仕事の環境が少しだけ変わりそうで、ドキドキしています。本当は安定しているのが一番好きなんですけどね。... -
小説
[小説]狂って、想って④
・狂って、想って① ・狂って、想って② ・狂って、想って③ *** 噂の家の地下、周りに音を漏らすことさえ許諾されない密室の中。ここで暮らす一人の人物――『一』という名前の青年は、一仕事を終えたようにふぅと息を吐いて、パソコンの画面をシャット... -
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[小説]狂って、想って③
・狂って、想って① ・狂って、想って② *** 世間的にも人気のあるバンドに所属していて、作詞作曲の才能にも恵まれ、孤高の人としても憧れを抱かれている京花だが、当人の自己評価は低いものとなっている。 その理由は、京花の前身バンドでもある... -
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[小説]狂って、想って②
・狂って、想って① *** 薄れつつある意識の中、何かが見えた気がした。その何かは酷く朧気で、よくよく意識を集中しなければ、その全容を見ることが難しい。手放したくなる意識を何とか手繰り寄せて、必死に必死に世界を知ろうと試みる。 まるで... -
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[小説]狂って、想って①
*** 都会の町並みから少しだけ離れた閑静な住宅街の、とある家。 その家は一見すると、普通の一軒家だ。広めの庭があることから子供が自由に遊び、たまの休日にはその庭でBBQを行なって、家の中でも常に談笑が絶えず、優雅な音楽を空間に響か... -
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[小説紹介]3月の短編小説は
こんにちは、岩村亮です。いつの間にか3月になって、春が始まりつつありますね。でも、まだまだ寒すぎて、防寒具が手放すことが出来ません。寒いのが本当に苦手なので、早く温かくなってほしいです。あ、けど、花粉症を持っているので、温かくなると花粉に... -
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[小説]光出づる小さき国④
・光出づる小さき国① ・光出づる小さき国② ・光出づる小さき国③ *** チナエルには伝説があった。 その内容を要約するのであれば、いつか光が訪れて、チナエルの状況を覆してくれるといったものだった。 伝説が宣布されたのは、今から三百年ほど... -
小説
[小説]光出づる小さき国③
・光出づる小さき国① ・光出づる小さき国② *** チナエルは貧しく小さな国だ。それでも、人々の心はいつも充足感に満たされていた。それは国民同士で対話があり、笑顔があり、活気があったからだ。 しかし、その空気が今や変わりつつある。 互い... -
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[小説]光出づる小さき国②
・光出づる小さき国① *** 「今日はフォン爺のところは行けないかなぁ」 フォンによる炊き出しは、いつも人の列が絶えない。 一連の流れとして、昼頃にフォンが作った炊き出しの匂いに駆られ、国民が列を成す。器を持参して来た国民に対して、フォ... -
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[小説]光出づる小さき国①
*** 『小さき場所から平和への兆しが出づる。 兆しは光、光は闇のしがらみを解き放つ。 しかし、その光は当の光さえも分からず。 もたらされる災禍を贖うは、三回りした後。 その後、針が動くよりも遅き速さで、世界に光がもたらされる』 それ... -
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[小説紹介]2月の短編小説は
こんにちは、岩村亮です。最近は寒い日が続いておりますね。朝起きると、本当に寒すぎて、布団から抜け出すことが厳しい毎日です笑体調も崩しやすくなっているので、健康には気を付けて日々を過ごしたいです。 さてさて、2月に投稿する作品は、『光出づる...
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