岩村亮– Author –
東京生まれ 八王子育ち
小説を書くのも読むのも大好きな、アラサー系男子。聖書を学ぶようになったキッカケも、「聖書ってなんかカッコいい」と思ったくらい単純で純粋です。いつまでも少年のような心を持ち続けたいと思っています。
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小説
[小説]Escape from③
・Escape from① ・Escape from② *** ――この樹海から生きて抜け出す。 そう希望を抱いて、いったいどれくらい経っただろう。 「半日か、一日か、もしくは……」 それ以上の可能性もある。 陽射しが差し込まない樹海は、今が夜なのか昼なのかも曖... -
小説
[小説]Escape from②
・Escape from① *** 趣味のハイキングをしている最中、僕はスリルを求めて、正規ルートから離れて山奥に進んだ。その結果、奥へ奥へと進んでいく内に、樹海にまで至ってしまった。 東西南北が分からず、誰にも助けを求めることが出来ない中、僕は... -
小説
[小説]Escape from①
*** 樹海というのは、この世にありながらも、どこかこの世離れしている場所だ。 視界は樹木に覆われて方向感覚を狂わせ、日が差し込みにくいことから時間感覚も狂わせる。体力も気力も消耗されていくのに、食も睡眠もまともに取ることが出来ない... -
小説
[小説]窓から見た世界④
・窓から見た世界① ・窓から見た世界② ・窓から見た世界③ *** 僕はずっと外の世界に憧れを抱いていた。 同じ部屋、しかもそれが病室ともあれば、息苦しさを憶えて抜け出したくなるのは当然だ。けれど、僕の体の免疫機能は不完全で、外に出てしま... -
小説
[小説]窓から見た世界③
・窓から見た世界① ・窓から見た世界② *** 命が芽吹く瞬間は、あまりにも美しく、尊いものだ。 しかし、一番大切なのは、芽吹いた後にどう育てていくか、だと思う。 命が芽吹いたからといって、その喜びだけを享受するようにして、あとのことを... -
小説
[小説]窓から見た世界②
・窓から見た世界① *** 生きとし生きるものが、共通して絶対に辿り着く運命がある。 それは『死』だ。 時間の経過と共に、刻一刻と命を消耗していき、いつしか命が尽きるようになる。そうなってしまえば、今まで積み重ねてきたものは全てなくな... -
小説
[小説]窓から見た世界①
*** 僕が一日の大半の時間を費やしているこの部屋からは、隣の公園の広場を見下ろすことが出来る。 都内でも大きいことで有名なこの公園には、多くの人が足を踏み入れている。友達同士でボール遊びをする人、ひたすらにジョギングをする人、親子... -
小説
[小説]ノックして④
・ノックして① ・ノックして② ・ノックして③ *** いつものように生物科準備室のノックをすると、窓を開けた氷央先輩は驚いたような表情を浮かべていた。その瞳は「なんで来たの?」と今にも問いかけそうだった。 氷央先輩の反応は当然だ。昨日、... -
小説
[小説]ノックして③
・ノックして① ・ノックして② *** 氷央先輩から拒絶の言葉を吐かれた次の日の昼休み。 私はとある部屋の前に立っていた。特別な用がない限り普段入ることをしないこの部屋は、生物科準備室に入る時と同じくらい緊張した。 しかし、いつまでここ... -
小説
[小説]ノックして②
・ノックして① *** 私が生物科準備室に突撃しようと思ったのは、入学式よりも少しだけ前の話になる。 「入学手続きってどこですればいいのかな……」 入試以来二度目となる高校の訪問に、私は迷子になっていた。その時は私が寝坊したことによって、... -
小説
[小説]ノックして①
*** 私が通う高校の1Fの端っこに位置する生物科準備室には、ひとつの噂がある。 生物科準備室にいる上白石氷央という三年生は、生体実験にしか興味がなく、準備室に来る生き物(人間を含む)を実験台にして楽しんでいる――というものだ。 その... -
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岩村亮です。 当サイトにアクセスして頂いて、誠にありがとうございます。 このサイトでは、短編小説をアップしております。現在の更新ペースとしては、四分割(時々五分割)した短編小説を、毎週月曜日に上げるような形となっています。なので、月一で一つ... -
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[ノンフィクション小説]青空に描いた祈り -チョンミョンソク牧師に重ねた理想像-
*** 『英雄はいる。――誰かの空想の中に』 それが、少年が心の中に導き出している答えだった。 文明が発達し、わざわざ遠く足を運ばずとも世界と繋がることが出来るこの現代、自分の立場を放り出して、危険な地へと赴き、手を差し伸べる人はいない...
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